震災以来、長い時間をかけて協議を続けてきましたが、
自粛して存在自体を抹消するのではなく、
我々が信じて作ってきた作品を、
あるべき形のままで、
心待ちにしてくれている皆様にお届けする、
──これが最良の選択だと考えました。
その上で、この作品を社会貢献に繋げていく道を模索していくべきだと思います。
先ほども述べましたが、こんな時期を迎えたからこそ発売したい、と感じております。
これは、『ルートダブル』に参加しているスタッフ一同、同じ思いです。
そして外部のスタッフの皆様も、我々と同じ信念をもって制作に取り組んでくださっています。
大変難しい局面であるにも関わらず、快く参加を継続してくださり、本当に頭の下がる思いです。
また、情報自粛以来、本当に多くのユーザーの皆様から、温かい応援のメッセージを頂きました。
果たして何が最善の道なのか判断できず、途方に暮れていた時、
今回の決断の最後の一押しになったのは、
紛れもなく皆様からの「この作品の発売を希求する声」に他なりません。
まだまだ予断を許さない状況が続いており、
正直、この先どうなるのか、思惑通りのまま進められるのか、
神ならぬ身ではわかりません。
ですが、皆様の頑張りや応援に報いるためにも、力の及ぶ限り、無事発売できるように製作を続けてまいります。
今後とも、ご支援よろしくお願いいたします。
被災地の完全な復興と復旧には、長い長い年月を要することになると思いますが、
それが少しでも早く実現することを願って。
『ルートダブル』が少しでもお役に立てることを祈って。
この願いと祈りをもって、今回のお知らせを締めくくらせて頂きます。
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